エンジニアによる企業格付け 本田技研工業(HONDA)

格付け第3回目です。

エンジニアの目線から見た会社の知名度・事業内容・働きがい・将来性などから、各企業の格付けを行っていきます。各項目5点満点とします。

本田技研工業株式会社

①知名度・・・★★★★★ 4.5点

ホンダは世界最大のオートバイメーカーです。4輪車も一部手掛けています。

トヨタと同じく東証1部に上場しており、時価総額は約5.3兆円(トヨタは24兆円)となっています。

世界で生産される2輪車の30%以上をホンダ1社で生産していて、タイではシェアの80%を占めるという、まさに一人勝ち状態です。

一方乗用車は、世界販売台数第7位となっており、トヨタグループやルノー日産組が世界シェアNo.1を目指しているのに対し、一歩遅れを取っています。

また、クルマに詳しくない方にはホンダを知らない人も多くいます。

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②事業内容・・・★★★★★ 5点

各種自動車・オートバイの設計・製造・販売(エンドユーザーへの販売は販売子会社)を行っています。

4輪車については軽自動車をはじめとしたコンパクトカーに重点を置いてラインナップを展開しているのが特徴で、一般の人でも手軽に購入できる価格帯に特に力を入れ、シェアを維持しています。

一方、北米などではアキュラブランドとして高級車カテゴリーでも認知されており、割り切りの良いラインナップは好感の持てるスキームと言えます。

2輪車においては、1強の状態が長年続いており、国内では白バイや新聞・郵便配達用などで、なじみのあるバイクを生産しています。

新聞配達に使われるスーパーカブにいたっては、世界中で人気があり東南アジアのとある国では、バイクのことを「カブ」と呼んでいるほど人々に浸透しています。

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③働きがい・・・★★★★★ 5点

ホンダは趣味性の高いオートバイメーカーのため、乗り物が好きで好きでたまらないエンジニアが、多く集まります。

仕事をしているのか趣味をしているのか、区別のつかないほどハマっている人が多いように感じます。

一人ひとりに任される業務範囲も、トヨタに比べればかなり広く、モノづくりの醍醐味を十分に味わうことが出来るでしょう。

またホンダはオートバイメーカーのため、クルマの開発に関してもかなりスポーツ寄りのセッティングをしており、エンジニア全員がモータースポーツのDNAを受け継いでいるといってもいいでしょう。

一方で、学校の成績は良いがクルマやバイクに正直あまり興味がない、といった方には好みの分かれる社風ではないかと思います。

はっきり言って、モノづくりのセンスがないと活躍はきびしいでしょう。

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④将来性・・・★★★☆☆ 3点

将来性については厳しめの3点としました。

ホンダは、昔からエンジンに関して高い技術力を持っていました。

特に排ガス浄化の技術は世界トップレベルで、過去には米国で一番環境に厳しいカリフォルニア州が、排ガスの基準を制定するときにはホンダの意見を求めたほどです。

しかし近年、急速に規模を拡大したこともあって、品質が追い付かずにリコールを連発したり、海外では「クルマがさびる」として韓国の消費者院から問題と認定され対応に追われたりと、さんざんたる品質状況になっています。

ホンダは、このような状況を回復しなければこの先シェアを伸ばすことできないでしょう。

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⑤年収・・・★★★★★ 5点

ホンダの平均年収は819万円とトヨタと同じく800万円台に乗せています。

製品の多くが、単価の安い小型車やオートバイであることを考慮すると、十分に高い給料水準です。

同じく小型車やオートバイを主力としているスズキが680万円程度であることから、破格の給料ともいえるかもしれません。

その差は、140万円です。20年勤めれば単純計算で2800万の違いになります。

楽しいことをやってこれほどもらえれば、最高ではないでしょうか。

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⑥総合評価・・・★★★★☆ 3.5点

総合評価は3.5点となりました。

メカニカルエンジニアから見ると、事業内容・やりがいともに最高です。

しかし品質についてはよくありません。

今のご時世では品質問題は大きな問題となります。

働きがいがあるが、課題もある会社です。

ここが改善されればトヨタに並ぶ優良企業となるでしょう。

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