エンジニアによる企業格付け マツダ(MAZDA)

引き続きエンジニアの目線から見た会社の知名度・事業内容・働きがい・将来性などから、各企業の格付けを行っていきます。各項目5点満点とします。

4回目はマツダ株式会社です。

①知名度・・・★★★☆☆ 3点

マツダは広島県安芸郡に本社を置く、日本で第6位のメーカーです。(全8社中)

シェアは約4%にとどまり、5位のニッサンの11.5%に大きく離されています。

2015年までは米フォード社の傘下だったが、先方の業績不振により資本提携を解除していており、現在は大株主にトヨタ自動車が入っていて(第3位、5%)、ハイブリッド技術などで提携をしています。

マツダという名前は聞いたことはあるが、どんなクルマを作っているかまでは知らない人が多いでしょう。

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②事業内容・・・★★★☆☆ 3点

各種自動車や小型トラック、軽自動車の設計・製造・販売(エンドユーザーへの販売は各県の販売会社)を行っています。

なお、軽自動車に関してはスズキ自動車からOEM供給されており、販売のみおこなっています。

以前のマツダ車は知名度が低いこともあって、新車販売時の値引きが大きいことでも知られており、大安売りでかろうじてシェアを維持するという自転車操業的な経営をしていました。

近年は、「スカイアクティブ技術」や「鼓動デザイン」などをアピールし、他社との明確な差別化を打ち出して安売り戦略から抜け出そうとしているが、販売台数が伸びず結果に結びついていません。

トヨタが幅広い客層を狙ってラインナップしているのに対して、マツダは特定の客層のみをターゲットとしているのが特徴です。

ニッチな販売策を取っており、オープンカーやヨーロッパで人気のディーゼルエンジンを搭載した車種など、一般客は視野に入れず、クルマ好きにのみターゲットを絞った種構成となっています。

言い方を変えると、「偏っている」とも言えます。

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③働きがい・・・★★★★★ 5点

働きがいこそが、この会社の最も評価できるところです。

客層を完全にクルマ好きに絞っており、そこで働くエンジニアもまた無類のクルマ好きです。

規模の小さい会社のため、業務の任される範囲もトヨタに比べると広く、まさに自分がクルマを作っているんだ、という喜びを味わうことが出来るでしょう。

マツダは古くから「走り」に相当なこだわりを持っています。

ロータリーエンジンと呼ばれる高性能エンジンでスポーツカーを作ったり、ロードスターと呼ばれるオープンカーは世界中に愛好家がいるなど、とてもユーザーフレンドリーな車種を開発しています。

また本社や工場は広島の田舎にある一方、研究開発は横浜に構えるなど、良質な人材の獲得にも力を入れています。

このような会社のため、大のクルマ好きでないと活躍は難しいでしょう。

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④将来性・・・★★☆☆☆ 2点

マツダは、「鼓動デザイン」や「高性能ディーゼル」等の個性をアピールし差別化をはかっていますが、シェアは4%しかなく、正直なところ存在意義を見出すことが出来ません。

将来的には資本提携している、トヨタの子会社になってしまうと思われます。

そうなった場合、今の自由なクルマ作りは継続できないでしょう。

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⑤年収・・・★★★☆☆ 3点

マツダの平均年収は約675万円となっており、トヨタの850万、日産の815万と比べると大きく水をあけられています。

トヨタ・ニッサンは世界で抜群の知名度を誇る会社です。

「ノンブランド」でこの年収なら、まずまずといえるでしょう。

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⑥総合評価・・・★★★☆☆ 2.5点

働きがいは最高の会社です。

しかしニッチの強みとして社運をかけている高性能ディーゼルエンジンが、度重なるリコールによりユーザー離れが起きているなど、品質面で大きな課題を抱えています。

販売面でも振るわず、品質面でも振るわず、パッとしません。

ブランド力がないためその走りの良さを「一般の人」に知ってもらうことが出来ないのが残念なところ、というか一般の人が求めていない領域に特化しないと存続していけないのです。

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