エンジニアの企業格付け 三菱重工業

三菱重工業株式会社

①知名度・・・★★★★★ 4.5点

三菱重工はミツビシグループの中でも三菱商事とともに中核を担う主幹の会社です。

従業員数は連結で80,000名を超えます。

ミツビシと言えば、家庭用エアコンやテレビなどイメージをしますが、それはグループ全体でのイメージであって、重工のメインは社会インフラやエネルギー関連の重厚長大と呼ばれる産業になります。

本社は東京にありますが、エンジニアの勤め先となる各事業所は、長崎・山口・広島~北海道まで広範囲にわたりますが比較的地方が多いのが特徴です。

・・・・・

②事業内容・働きがい・・・★★★★☆ 4点

三菱重工の事業内容は多岐にわたりますが、エネルギー・プラントインフラ・物流冷熱ドライブシステム・航空関係などに大別できます。

この中で注力しているのは何でしょうか?

このグラフを見ると「パワー」と「インダストリ&社会基盤」で、全体の80%以上を占めていることが分かります。

具体的には原子力や、大型船舶関係、大型工作機械などいわゆる重厚長大と呼ばれる分野のものです。

これらの産業は、トヨタなどの自動車業界とは真逆の世界になります。

自動車業界はモノを作るスピードを「秒」で管理していますが、一方で重厚長大のこれら産業は「日にち」単位でスケジュール管理されています。

客先から受注してから、製品の完成まで半年~数年のサイクルで回るような世界です。

また自動車の部品はラインでの大量生産で、工場で不具合品が出ると簡単に捨ててしまいます。

重工長大の産業では例えば、部品1個の大きさが10m、重量30ton、価格が億単位だったりするので、不具合を出さないように、一つ一つの部品の設計・製作をとても時間をかけて非常に丁寧にモノを作っていきます。

とにかく加工不具合を出さないように丁寧に確認しながら職人の手で少しづつ製作していきます。

エンジニアは現場の熟練の職人たちと協力して、設計や工程設定をしていきます。

スピードよりも正確性・加工の精度を重視するのです。

ですので、じっくりとモノづくりに取り組みたい方、とにかく大きいもの・ニッチなモノ・歴史に残るようなモノにチャレンジしたい方にはドンピシャの会社です。

とてもやりがいのある仕事です。

・・・・・

③将来性・・・★★★☆☆ 2.5点

将来性に関しては一転、あまり有望ではありません。

一般的に重厚長大の産業は古くからあり、高度経済成長期に栄えた産業で、多くの国ではすでにインフラも整い、地球規模でみても伸びしろにアッパーが見えています。

長期的に見て、現状維持できるかどうかといったところでしょうか。

・・・・・

④年収・・・★★★★☆ 4点

三菱重工の平均年収は、約850万円と製造業の中では高いほうになります。

しかし、事業内容は原子力や航空宇宙などとても高度で難しい分野にもかかわらず、クルマ屋のトヨタとほぼ同じ金額です。

これはどういうことかというと、重厚長大の業界はさほど収益性が高くはない、いいかえると、自動車業界のほうが収益力は抜群に高いということになります。

どちらを取るかは、仕事の面白さと天秤にかけてじっくり考えましょう。

・・・・・

⑤総合評価・・・★★★★☆ 4点

三菱重工の事業内容は一言で言うと、ユニークでとても専門性が高く、やりがいのある仕事です。

このような事業が出来る会社は、世界でも数えるほどしかないでしょう。

エンジニアとして世界のどこまで通用するか、自分の実力を試すにはもってこいの会社です!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です