エンジニアの企業格付け アイシン精機

アイシン精機株式会社

①知名度・・・★★★☆☆ 3点

アイシンはトヨタの持分法適用会社(子会社みたいなやつです)で、トヨタ車のAT(オートマ:自動変速装置)を開発・製造するメーカーです。

従業員数は連結で、約120,000名もいる巨大企業です。

トヨタの有力サプライヤーとして、デンソーとともにトヨタの両腕を担っています。

デンソーは、エアコン等の電装部品がメインなのに対して、アイシンはオートマなどのメカニカル部品に特化しており、製品が被らないよううまく棲み分けができています。

BtoBのサプライヤーのため一般の人で知っている人はなかなかいませんが、本社のある愛知県三河地方では非常に有名な会社です。

なお、競合はニッサン系のジヤトコになります。

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②事業内容・働きがい・・・★★★☆☆ 3点

アイシンはトヨタ車の駆動系部品を担当しており、メカニカルエンジニアの活躍する場としてドンピシャの会社です。

売り上げ別にみると、駆動系部品とサスペンション系部品で全体の70%を占めます。

開発・設計から加工、組み立て職場までメカ好きなエンジニアの集まりです。

ただし、トヨタ系のためトヨタ生産方式なるものがたたきこまれており、クルマ好きのセンスを問われるというよりは、いたって学問的なアプローチ方法で仕事を進めるところに好みが分かれるかもしれません。

基本的に製品は、工場でアルミやクロモリのような材料を必要な形状に削っており、マシニング(機械加工)をメインにしています。

このため、金属を削る際の「騒音」や油の「におい」、細かな「切粉」(金属の削りくず)などの環境の中で仕事をすることになり、若干3Kの要素があります。

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③将来性・・・★★☆☆☆ 2.5点

将来性については正直、微妙なところです。

同社の売り上げの50%以上が、エンジンの周辺部品です。

短期的に見ればトヨタの勢いに乗って商売は順調かもしれません。

一方で長期的な目線で見た場合、クルマはガソリンから電気へシフトしていくことは明確なため、アイシンの主力部品であるオートマチックトランスミッションの需要がなくなる見込みが大きくなります。

また世界のモノづくり自体が、従来のマシニング(金属を削る)から成型(切削部品のプレス化、樹脂化)へとシフトしているのも逆風です。

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④年収・・・★★★★☆ 3.5点

アイシン精機の平均年収は750万円(39歳)とまずまずといったところです。

サプライヤーなので、トップメーカーよりも低いのはしょうがないところです。

しかし、駆動系部品は精度が厳しく、電装品に比べると作るのが大変なため、もう少しあってもいいかな、と思います。

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⑤総合評価・・・★★★★☆ 3.5点

先にも述べた通り、特にクルマに趣味が無くてもマジメでコツコツ、それなりに結果を出せるような方には最適な会社です。

また、自社グループで鋳造工場も持っているため材料から加工、組み立てまで様々な専門分野のエンジニアが活躍できる点も、大手サプライヤーの強みです。

将来的にはクルマが電動化されるでしょうから、主力製品であるオートマの代替えが必要なところが唯一の懸念事項です。

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