就活で学部推薦を利用すべきか

今回は就活の際に「推薦」を利用するか否か、また利用するとしたらどのように
有効利用したらいいか解説します。
推薦には大きく分けて、学部推薦と教授推薦があります。学部推薦は各企業が
大学の就職センターに、学部ごとに何名推薦してもらいたいと企業の採用担当者
が募集要項を持ってきます。

一方教授推薦は、基本的にはその教授のゼミ生が対象となることが多いですが、
教授が、学会等でその分野の企業と仲良くなって、いわば個人的に親交のある
会社になります。したがって、相手企業の人は採用担当ではなく、役員とか
部長クラスが多いです。

推薦を獲得するには、どちらの推薦も基本的には学業の順位によって、上の人
から順に好きな企業を選んでいくことが出来ます。また学部生では、多くの
人が大学院へ進学するため、そのような人たちは推薦の権利を放棄しますので、
自分が割と平凡な順位だったとしても繰り上げでいい順位になることもしばしば
ありまので、初めから諦めるのはやめましょう。

また推薦のいいところはやはり、その高い内定率でしょう。企業によって違い
ますが、自由応募と比較して2倍程度は合格率は上がると思います。
また、教授推薦に至っては相手が企業の役員などであることが多く、会社
見学に行った際にはVIP待遇になることもままあります。
自分も教授の紹介で会社見学に数社行きましたが、交通費はもちろんのこと
昼には、役員やその取り巻きの方たちと一緒にうなぎを食べに連れて行って
くれたりと、まさに至れり尽くせりでコネの本領発揮といったところです。
なお、会社によっては夕方から来てくれと言われ、見学した後にすし屋に
連れてってくれたとこもあります。(就職氷河期でもこの待遇でした)

なお、学部推薦と教授推薦でどちらが強いかというと当然教授推薦です。
理由は簡単で、相手企業の役員が対応してくれますので気に入られれば
鶴の一声で決まりますし、また教授とは何らかの利害関係を持っている、
例えばその会社の新技術等を教授が学会等で大きく取り上げてくれたりとか
すると、会社側としてもこの教授の推薦を断るわけにはいかない、といった
裏事情があります。

私が、一時期教授に推薦をお願いした時にはまず成績が何番かを聞かれました。
理由を聞くと、推薦するからにはあまりレベルの低い人物を送るわけに
はいかないとのことで成績によって紹介する企業を選んでいるようでした。
幸いにも私は学部でトップテンには入っていましたので、ゼミ室の本棚に
ずらりと並んでいたいろんな会社のパンフレット(多分数百はあったと思いま
す)を指差し、この中から行きたい会社をどれでも選びなさいと言われたのを
今でも記憶しています。

なお、推薦を受けるにあたって一つ重要な決まりがあります。
それは、推薦を受けてその会社に受かったら「必ず行く」ということです。
当然ですよね。この決まりを破ると学部推薦でも、教授推薦でも翌年から
取ってもらえなくなる可能性があるのです。
ただ、推薦にどんな会社があるのか、また会社見学をして確認したいという
人も多いと思いますが、それは一言断りを入れてなるべく多くを見て
社会勉強したほうが良いです。

また、自由応募と並行して推薦を取るか迷うと思いますが、そんなときの私の
考えはこうです。
推薦を獲得できる企業の中に本命にしてもよいと思える企業があれば、
推薦を取り、同時に滑り止めとして自由応募での活動もする。受かれば
必ず、推薦企業へ行く。
もし、本命と思える企業が無かったら、推薦は一切取らない、ことです。
このように自分の中でルールを作ることにより、余計な迷いのない
就活をすることが出来ます。
大切なのは、心の中で無理に「本命」を作り上げないことです!