技術職にとってすばらしい会社はこう見つけろ!

今日はエンジニアの目線から見た、いい会社の見分け方について解説していきま
す。皆さんはいい会社というと、基本的には名の通った大企業を第一に思い浮か
べるのではないでしょうか。では大企業ならばどこでもいい会社でしょうか?
また、逆に中小ならばどこもダメでしょうか、エンジニアとしての活路を見出す
ことはできないでしょうか?

エンジニアとしてやりがいのある、なしの視点から申し上げると企業の規模は
あまり関係ありません。製造業の中で技術系の代表的な職種である設計や生産
技術を例にとって考えると、むしろ中小企業のほうが一人ひとりに任される
範囲が広くなる傾向がありますので、モノづくりの初めから最後まで自ら携わる
ことが出来ます。

一方、自動車メーカに代表されるような大規模大量生産の組織では、縦割り
というか細かく役割分担が決まっていて、自分の守備範囲の専門性は高くなる
傾向がある反面、製品が出来る過程の全体像が見えず「つまらない」などと
いった技術者の声をよく聞きます。木を見て森を見ず、といった感じです。
まあこれに関しては、人それぞれの適正というのがあるのでどちらが正解という
ものはありません。

木を育てるのが好きな人もいれば、森を動かすのを好きな人もいるでしょう。
ところで、あなたは技術者の最大の使命というものを考えたことはあるで
しょうか?技術者は何のためにいるのでしょうか、なぜあなたは事務職でなく
技術職になりたいのでしょうか?

私は技術者の使命とは「世の中の問題や人々が困っていることを解決すること」
だと考えます。
具体的には、温暖化抑制のためにゼロエミッション車の創出、交通事故を無くす
自動ブレーキ、大勢の人が集まる場でも大容量通信が可能な5Gなど、世の中の
課題を解決するのは多くはエンジニアなのです。

逆説的なことをいうと困り事のない社会には、エンジニアは必要とされない
ということになります。
これを企業探しに当てはめてみると、すべてがオートメーション化されている
工場で、作業者が朝ボタンを押せばすべて自動で動くような会社は、一見
素晴らしく見えますが、エンジニアが活躍できるか?という視点で見た場合、
疑問符が付きます。問題事はすべて解決しているからです。

一方、機械停止が頻繁に起きる工場、設備が古くて油が床に漏れ出してしまって
いる工場、作業者がやりずらくて困っている現場、そういうところには技術者
の活躍の場がたくさんあります。それらを改善しオートメーション化するだけで
技術者として高く評価されます。すでにオートメーション化されている工場を
さらに改善しろと言われても、かなり難しいです。先人以上のことを常にやり続
けなければなりませんので、ただならぬ努力が必要になります。

エンジニアにとっていい会社とは、解決すべきことのたくさんある会社、
すなわちあなたが会社訪問で工場などを見学した際に、これからオート
メーション化に取り組もうとしているような会社が、エンジニアにとって活躍
できる会社です!